中央ヨーロッパの旅 Part6 [ウィーン] [海外旅行]
そして、”ウィーン”。今回の旅行は、ここに来るが為に決めたコースなんです!!何故なら、私はブリューゲルのバベルの塔という絵画のジグソーパズルに出会って一目ぼれしまして、どうしても実物を観たかったんです。(でも、ちょっとマニアックなので殆どの友には理解されず・・・やっと念願果たして)ということで、先に”美術史博物館”を紹介します。
美術史博物館が建っているのは、マリアテレジア広場。向かいに同じ規模の自然史博物館があります。
こちらが美術史博物館です。階段を上がった右側と左側に入口があり、入場券売り場も中です。
美術史博物館の中は、建物自体が博物館。もともとが王室の建物ですから、壁画がクリムトだったりするんです。荷物の持ち込みも、カメラ撮影もOKなところが嬉しいです。
↑ロビーからの階段と、中央の吹き抜け部分 ↓天井の絵画や装飾たち
本当はゆっくり半日~一日かけて見学したいところですが、時間が限られているのでお目当ての絵画部門だけ見学しました。絵画は2階にあるのですが、広いうえに有名なものが沢山ありすぎて、しっかり見なければ見逃してしまう・・・。いつもより短縮して鑑賞した(つもり)ですが、2時間近くいたと思います。
さて、お気に入りの絵画だけ掲載。
私が見たかった、ブリューゲルのバベルの塔
実物は写真などと別物☆やっぱり、細かな線は本物でないとみられません。帰国してから自宅のパズルをじっくり見ましたが、線のシャープさが違う。色の鮮やかさも違う。本当に観に行けて良かったです
※この絵を求めてオランダ、ベルギーの美術館も渡り歩いたので、おそらく・・・P.ブリューゲルの絵画は殆ど制覇したはず?!先日、Bunkamura・ザ・ミュージアムで開かれていた彼の版画展も行ったし・・・それでも、ぽつぽつは残っていると思います。こうやって考えると、結構、幸せ者かも。
あと最近、面白いなぁと注目していたアンチンボルドの四季・四大元素も発見パッと見は人物画ですが、良く見ると草花や動物やそれぞれの主題に関係するモノの集合体で書かれているだまし絵的な作品です。左が”夏”で右が”火”。このシリーズはどちらも4枚で、ウィーンには4枚(残りは冬と水)がありました。他はルーブル美術館と個人所有だそうです。そーいえば、この人の絵を始めて認識したのは、Bunkamura・ザ・ミュージアムだった。
もちろん、2階のカフェでお茶をしながら余韻を楽しんで、建物を出ました。次回は自由旅行で来るぞ☆と。(それは言わないでくれと連れには言われたんですが、好きなものは好きだし、まだ1階の展示は見てないしな。密かに計画しようと思っている次第です。)
さて、ウィーンのその他の観光に移りましょう。まずは、 市立公園。ヨハンシュトラウスの金ぴか像があります。他にも、有名音楽家の像がぽつぽつあるのですが、説明等されないところをみると、有名じゃないのか、とりあえず作ったものか・・・。散歩に良い公園だと思いました。木々になっている実は食べてもよいそうです。
ウィーン中心部の外側、リングと呼ばれる道路をぐるっと一周しながら撮影したのは、”市庁舎”と”ヴォティーフ教会”
王宮周辺”ホーフブルグ”は、マリアテレジア広場とリング(の道路)を挟んで向かい側です。ここは、時間の関係で外から眺めただけ(>_<)ブルグ門から中央の通りを真っすぐ、スイス門をくぐって北側のコールマルクトへ抜けました。観光用の馬車もたくさん止まっていました。ヘルデン(英雄)広場は広い
時間が無くとも、行くところには行く。ということで、シュテファン大聖堂にも駆け足で向かいました。ただ、やはり時間の関係で展望台には登らずモザイク屋根がとてもきれいな教会です。後でわかったことですが、屋根は建築用の陶器なのだそうです。入口から入るには入れるのですが、主祭壇など建物内(メインの場所)は有料です。だから、↓の写真が精一杯。
後は大きなところですね。まず、ベルヴェデーレ宮殿(上宮)。夏の離宮である庭園は、宮殿前の御庭が綺麗だったようなのですが、残念ながら今は工事中。建物正面の写真を撮ろうと思うと、とっても遠い。端っこの道を歩いて入口へ行きました。
今は、グスタフ・クリムトなどの絵がある美術館です。クリムトの「接吻」は、もう外に出ないとガイドさんが話していました。本物は写真以上に金箔がキラキラでした。
建物の特徴としては、主に2階広間ですが、建物内を漆喰を使って大理石の建物のように見せているところや、天井に絵で彫刻が描いてあるのですが中央で見ると綺麗なアーチ屋根に見えるようになっていたり、視覚効果を多彩に利用しているところです。 床だけは大理石なので化石がちょこちょこ見られるみたいです。
建物入口がある庭側は、ウィーン市内を一望していて綺麗でした。
外してはいけない”シェーンブルグ宮殿”
何故?こんな写真しか撮ってないのか??
ガイドさんの計らいで、特別に最初の20室の撮影がOKでしたただし、夜の特別見学だったのでお庭は全く見られませんでした。あぁ、またここも消化不良。宮殿内は思っていたよりも1つ1つの部屋が小じんまりとまとまっていました。良く絵画にあるひらひらのドレスで歩きまわるにはちょっと狭そうな感じ。ちょっとしたところに音楽に関係する装飾があったりしてオーストリアらしさがあるなと思いました。
ウィーンの名物といえば、カツレツ。大きく叩いたお肉は迫力があったけれど、やっぱり大き過ぎ!!!とても食べ切れませんでした。衣だけでも、結構な量だと思いませんか?上も名物のクレープ(卵の薄焼き)入りコンソメスープ。スーパーでスープの素も売っていました。
ウィーンの宿泊は”オーストリア・トレンドホテル・サボイエン”。ヴェルベデーレ宮殿の下宮の前にあり、ウィーン市内からも近くて便利なホテルでした。お部屋もとても広くてのんびり出来ました。
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